2013年11月14日木曜日

BIGMAMA -We Don't Need a Time Machine- 1日目


BIGMAMAのライブWe Don't Need a Time Machine1日目に行ってきた。私は彼らの魔法にかかってしまったのかもしれない。金井の歌い方はなんかもうもはやアイドルなのではと思うくらいの時もあった。ハンドマイクを持ってしゃがんで客席と同じ目線に立ったりして本当に最高だった。お客さんを楽しませることがとても上手なバンドだと実感した。彼らのワンマンライブに行くのは初めてだったけど、これははまってしまうな。Lovescapeの歌詞を借りるなら「ライフル越しにのぞいた姿に打ち抜かれたのは僕の方 これを恋と呼ばずなんと呼ぶのかな」である。「僕はここにいる人たちのことを僕の人生をかけて幸せにします。」とか言われたらたまらないだろう。彼らは本当に自分たちのファンに母のような大きな愛がある。
 

 
いつものように新世界のSEとともに登場した彼らはいきなり会場を熱くする。1stアルバムから3曲を披露し、“Zoo at 2 a.m.”では会場がともに声を上げる。Lovescapeでハンドマイクに持ち替えステージの端から端まで観客の近くに。私はこの曲すごく好きで、なんか楽しい、幸福感がする。みんな両手を上げたりして、金井が近くに来て同じ目線で歌いさっきまでの激しさはないが、代わりに幸せな空気がある。9曲終わったところでちょっとしたサプライズ。ここからの3曲はこれから決めると3枚のカードを出し、観客に選ばせる。チェックのシャツだからと選ばれたさくらこさん。好きなおでんの具をきかれたりして、赤いカードを選び、メンバーと写真を撮ったり、秘密の話をしたりしてうらやましかった。“君想う、故に我在り”からはちょっと落ち着いた雰囲気に。“俯瞰show”では「ここで指ぱっちんするなんて通だねー」って話に。できない人は舌打ちでなんていいながら。そんなこんなで終わってしまう。アンコールでは新曲を初披露。今日が初披露で本当に良かったなんて言ううれしい言葉もありつつ新曲“Sweet dreams”が披露され、このライブのタイトルにもなった曲“I Don't Need a Time Machine”そして“alongside”で締めくくられた。

曲というのはそれ自体がタイムマシンでその人それぞれにその曲にたくさんの思い出が詰まっていて聴けばそれを蘇らせてくれるのではないだろうか。このライブは何よりBIGMAMAにとって最高のライブなのではないだろうか。金井は一曲一曲宝石だと思っていると言っていたが、その宝石にはそれぞれたくさんの思い出が詰まっていてそれを確認しながらまた新たに踏み出すことができると思う。そして私はこの日から新たな思い出を曲に詰め込んでまた次のタイムマシンを待ちたいと思う。

Text by Shu Saito

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