2013年9月18日水曜日

私的、夢みる音楽まとめ


「夢」をテーマにした音楽、楽曲はたくさんあると思う。それは“将来の夢”のような夢か、寝るときにみる“夢”のどちらかのことを指すことが多いと思うんだけど、“夢”で“夢”みるなんてこともあると思う。そこで今回は“夢”をテーマにした曲の中から私が好きな曲を少しだけ紹介してみる。
 
  
AT アイリッド/クリープハイプ

「夢の中で会った貴女に恋をしました」というフレーズから始まるこの曲は、だんだん近づいてくる足音のような音から始まる。“会いたいけどもう起きなきゃ”“夢だからいつかは消えてしまうのだろう”“夢から覚めたくない”そんな思いが詰まっている。夢の中の恋人は、夢から覚めない私に対して愛想をつかしているようだけど、私は夢じゃないと思いたくて頬っぺたをつねってみるけど、少しも痛くない。その現実を感じて涙があふれ出してしまう。とても切なくなる。夢の中に好きな人が出てきた経験があるだろうか?私は夢の中の好きな人ととても楽しい思いをするから、夢から覚めたくなくなることが多いのだ。でも、夢の中の貴女は足音ともに去って行ってしまう。その足音と引き換えに目覚ましが鳴っている。

 
夢の外へ/星野源

 星野源が自らの殻を破り始めた曲。昨年の日焼け止めのCMの曲としても有名である。“夢の外へ連れて行って ただ笑う顔を見させて”という歌詞から始まるさわやかなポップソングである。MVのダンスも特徴的で印象に残る。見た目も中身もさわやかな曲である。星野いわく“夢の外へ”という言葉は、「夢なんか見てないで現実に戻ってこい」ではなく、「夢や虚構の中にある、貴方だけのその大事なものを現実に連れてこようぜ」という意味だそうです。“夢日記は開けたままで”という歌詞はゲームから発想を得たというおちゃめな部分もあったりする曲。大事なものを現実に連れてこようぜというのは“自分だけ見えるものと 大勢で見る世界の どちらが嘘か選べばいい 君はどちらをゆく 僕は真ん中をゆく”という歌詞からもわかるのではないか。この歌詞、最高にかっこよく、好きな歌詞である。どちらも正しいんだから僕はどっちも選ぶよってこと。せっかく現実に連れてきた大事なものだからどっちかを捨てるべきではないと思う。最後の“映すだけ”と歌う部分は布施明の「君は薔薇より美しい」という曲の“ああ 君は変わった”と歌う部分を意識しているそう。
 







願い/Perfume
 Dream Fighterのカップリングのこの曲、私はDream Fighterよりもこの曲のほうが夢への願いが感じられる。“最高を求めて 終わりない旅をするのは きっと僕らが 生きている証拠だから”と歌うDream Fighterは私の印象では攻める曲。対照的に願いは“もう少しの勇気があれば 叶うかもしれないよね”とちょっと控えめながら“一番大事な気持ちに 嘘はつかないと決めた 遠回りをしたけど これが本当の願い”攻めるというよりゆっくり着実に歩んでいくような曲。私の気持ちにすごく近い曲。もう少し頑張れば何か変わるかもしれないって思うけど、なかなか難しくて勇気が出ない。叶うかもしれないけど叶わないかもしれないし。目が覚めて少し寒かったり、夜肌寒かったり。切なくなる。どうすればいいんだろうって不安になったり。だけど…、もしかしたら…って思うだけでいつまでたっても平行線のまま。でも、自分の気持ちに嘘はつきたくないから勇気を出して頑張ってみようってそんな曲だと思う。





眠れぬ森の君のため/KANA-BOON
  ミュージシャンになる夢を歌ったこの曲は、もし身近にこんな人がいたら本当に泣けてくるんだろうなって気持ちになる。フェスに出たい、CDを出したいと言いながら君のことを歌った曲を書く。君はタワレコに行ってCDを手にとり、特典の缶バッチをリュックにつけたり、テレビを録画したりする。そして、ステージのちょっと離れたところでばれないように泣きながら演奏を見る。もしこんなバンドマンが周りにいたらと思うと感動する。全然売れてなかったバンドがCDをリリースし、テレビに出て、フェスの舞台に立ち、鳴り止まない拍手が聞こえる。なんかそんな夢のような夢がかなった現実があったらいいと思う。それまでの苦労を一番近くで見ている人に“眠れる森の君にあげるよ 覚めない夢を”なんて言うのだからかっこよすぎるではないか。

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