2013年9月6日金曜日

音楽メディアとしてのライブハウス


今回僕が紹介するのは「ライブハウス」です。


 新しい音楽に出会うときに用いるツール、例えばYouTubeMステ、スクールオブロック、雑誌、いろいろとある選択肢の中に、是非ライブハウスを加えてほしいと思います。

 お目当てのバンドがまったくいないライブに行く楽しみを知ってしまったら病み付きになります。バンドが、音楽性が無数にあるように、ライブハウスも無数にあります。つまりその分だけ様々な音楽を提示している場所があるということです。下北系、新宿系、渋谷系なんてのを聞いたことがあるかもしれません。Zepp Tokyoやクアトロだけがライブハウスではないんです。



 でも正直ライブハウスって怖いですよね。壁を埋め尽くすように落書きとかポスター、フライヤーが貼ってあって。受付の人もすごい髪の色してたり、実際ちょっと愛想がなかったりします。でもそれは、慣れます!すぐに慣れますし気にならなくなりますから大丈夫です。加えて、ライブハウスに来るような人たちに対しても怖いという印象があるかもしれませんが、それは間違いです。どのライブハウスも音楽を愛する素敵な人たちがたくさんいます。

 また、人がたくさんいすぎて、音楽自体を素直に楽しめないと言った理由などで、普段ライブという環境が苦手な人にもおすすめです。地下のライブハウスの、特に“対バン”という複数のバンドが順番に演奏していく形態のライブでは、インディーズでCDを出してもいないような、デビューを目指して頑張っているバンドが多く、客もそこまで多くありません。座ってお酒飲みながらのんびり見る事も出来ます。スーツ姿のサラリーマンも、高いヒール履いた女の人もいます。自分の楽しみたいように楽しむことが出来るんです。(はずれもあるけれど)デビューしていなくてもすばらしい音楽を奏でているバンドはたくさんいます。

 なんといっても生で演奏を聴くことが出来る点が、初めに挙げた音楽メディアとの大きな違いです。実際に目の前、耳の前で見聞きしたものは、必ず心に残ると思います。

 ただ、いきなりライブハウスに行ってみようと思っても、どのライブハウスに行けばいいのかもわからないと思います。そこで僕が頻繁に行くライブハウスを紹介したいと思います。



今回紹介するのは<新宿マーブル>です。


 西武新宿駅のすぐ近く、歌舞伎町の横っちょにあります。新宿モーション、新宿マーブル、新宿マーズが隣接していて、マーブルは真ん中にあります。ちなみにマーズはASIAN KUNG-FU GENERATIONが主題歌を担当した「ソラニン」という映画で使われたライブハウスです。今回紹介するのはマーズではないですが、気になる人は、ぜひ行ってみてください。マーブルで頻繁に活動していて、メジャーデビューしたバンドでは、SUNDAYSなどがいます。今めちゃイケのエンディングテーマソングを歌っていますね。
  マーブルにはたくさんの実力派バンドが出演しています。RO69JACK入賞バンド(街灯チルドレン・ララバイ、BOOYS END SWING GIRL)や、閃光ライオット入賞バンド(バンクス、ChirolPENs+SHE’SHalf moon spiral etc…)などが多数出演しています。閃光ライオットなどは高校生に人気のイベントなのでマーブルは10代のお客さんもたくさんいます。さらに、マーブルには学割もあります。高校生は学生証を提示するとチケット代500円または1000円安くなります。ちなみにこのような類のライブハウスは基本的にバンド側にチケットを取り置きしておいてもらうスタイルです。先に連絡を入れおけば当日お金を持っていくだけで大丈夫です。
 同年代の人たちが必死になって音楽を奏でている姿を見るだけで明日も頑張ろうと本気で思えるのです。出会いもたくさんあります。僕自身も音楽を愛する人にたくさん出会うことが出来ました。ぜひ勇気を振り絞って、ライブハウスに足を運んでみてください。

Text by Takuto Ninohira

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