2013年9月1日日曜日

季節の一曲


春は風のように/BIGMAMA

 

最新のアルバム「君想う、故に我あり」に収録されている1曲である。

曲の演奏時間は、219秒とBIGMAMAにしては短く、あっという間に終わってしまう。“春は風のように”というタイトル名と同じ歌詞から始まり、バイオリンが奏でるメロディラインに春、夏、秋、冬という四季を順に駆け抜けていく。メロディもリズムも気持ちよく、過ぎ去っていく四季の様子だけでなく、ともに歌われる恋の経過に聴き入っていると、気づいた時には曲は終わっていた。まるで1年があっという間に終わることを告げているようである。それでも、演奏時間の短さを感じさせない充実感が、曲の終了後には残っていた。

 アルバムを通して、誰かのことを想って書かれた歌詞と、とても綺麗なメロディがつまっているので、是非手に取って聴いてもらいたい。

Text by Shun Ikeda

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