欠けボタンの浜 / HUSKING BEE
バイト終わり、いつも一番に月を見上げる。 満ちていようと欠けていようとそこにあるだけでなんとなく疲れが 取れる気がして、いつも見上げてしまう。 ここ最近は特に月がくっきりと見えていることが多く、 そんなときによくこの曲を思い出して聴いてみる。 特にこの曲が月のことを歌っている曲というわけではないのだけど 、歌いだしに「月」のワードが入っているというだけの、 どうにも不明瞭な動機で。
なだらかなアコースティックギターの音にイッソン(vo.) の歌声がふわりと乗り、徐々にバンドのサウンドが重なっていく。 バイト終わりの23時とか、深夜によくとけ込む曲だ。 力みすぎずほのぼのしすぎず、 ちょうどいい感じの抑揚が疲れきった体にすごく心地よい。
一曲終わった頃には、 もう嫌だったこととか失敗したことなんて忘れて、 なんとも晴れ晴れしい気持ちになっている。ああ、この曲もまた月 と同じように、 流れているだけで疲れをとってくれる曲なんだなー、 と感じるのであった。
Text by Yuki Tahara
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